移動するお店が、まちを面白くする!
人と場所の新しい関係をつくってまちを元気にする、そのための仕掛けづくりの活動を柏の葉を拠点に行っているのが、balloonというグループです。最近は柏の葉以外のまちでも取り組みが広がっているそうです。マルシェコロールでは、いったいどんなアイデアがかたちになるのか、代表の鈴木亮平さんにお聞きました。
----まず、balloonの活動内容を教えてください。
balloonは東京大学大学院生を中心とした学生と社会人をメンバーにした、都市デザインを計画・提案するグループです。現在、全国の6つの地域で住民の方々とまちづくり活動を行っていますが、主に展開しているのが、「たなカー&ぷらっと」というアイデアです。これは、移動する施設「たなカー※」を用意して、地域内の「ぷらっと」と名づけたコミュニティ・スペースに登場させるというものなのですが、この仕組みを通じて、誰もが自然と集まってきて顔を合わせる空間が創出できるのではないか、また、そういった空間がこれからのまちには必要なのではないか、と考え取り組んでいます。
----柏の葉では、どういう取り組みをされているのですか?
柏の葉は、balloonにとって最初のフィールドで本拠地といえる場所です。ここから「たなカー&ぷらっと」の魅力を発信することを考えて、「たなカー」を地域のこども達と一緒に作ることにしました。「こどもたなカープロジェクト」と呼んでいるのですが、「たなカー」のデザイン制作から、お店のコンセプト・商品の仕入れ、はては宣伝・販売にいたるまで、こども達が自主的に行います。昨年度はマルシェコロールをとびだして、ピノキオプロジェクトや、UDCKを代表してヨコハマトリエンナーレにも参加させていただきました。

----子どもが自主的に参加するように、特に工夫されていることなどありますか?そして参加する子どもたちの反応はどうですか?
「何もしない」ということを心がけています(笑)。自分の力で考え、協力し、動くことで、まちに魅力や面白さをもたらすことができる、そして結果、自分達も楽しめる。そうこども達に感じてもらえることを目指しています。こども達も何でも任されることで、自分達で作り上げる達成感みたいなものがあるようです。こども達の自由な発想で、毎回最後までどんな「たなカー」になるかわからないのは、balloonとしても、とてもワクワクさせられます。
---たなカーにとって、マルシェコロールはどんな場所ですか?また今後の夢や目標があったら教えてください。
参加しているこども達にとって、マルシェコロールは重要な「活躍の場」だと思います。こども達がまちづくりの担い手として参加できる、そんな場が地域にあることは非常に意味がありますし、恵まれているとも思います。balloonにとっては「実験・勉強の場」でしょうか。「たなカー」の持つ可能性、担い手のあり方、まちとの関係の築き方、等々いろいろ学ばせてもらっています。「こどもたなカー」を通して、参加しているこども達だけでなく、それを目にする大人達が、まちづくりの楽しさを感じる、まちのために何か一歩踏み出す、そんな機会になれば良いと思っています。 ※「たなカー」は棚+車、という意味がこめられているそうです。
★5月12日(土)に『こどもたなカー』がマルシェをまわります。お楽しみに!★
balloon
東京大学大学院生や社会人をメンバーとした都市デザイングループ。まちに入り込み、住民と協力しながら、 人々が暮らす都市という空間を豊かにしていく方法を、日々模索している。






