マルシェコロールに出店する皆さんはそれぞれ、催日当日だけでは伝えきれない、『ストーリー』や『思い』をお持ちです。 今回は、3月のテーマである'被災地と共に歩む'をテーマに出店する方々の中から、岩手三陸沿岸の被災事業者の復活に向けた思いや取り組みを、記録と記憶に残し、継続的に応援するためのウェブサイトを運営する「おいしい三陸応援団」さんをご紹介します。

あの震災から2年。被災地に思いを馳せて。

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潮風を活かしたシイタケ、キクラゲ栽培に挑む「きのこのSATO」様へのインタビュー風景」

---被災地の方とお会いして、感じることを教えてください。

 3月5日から8日にかけて、震災から丸2年を迎えようとしている三陸を訪問してきたんですが、月日が経つごとに被災地の方々が元気になられていると感じます。震災直後は落ち込まれていて、お話を伺うのも憚られるような状況でした。それが、今回の訪問では多くの笑顔に触れ、着実に前を向いて歩まれていると感じることができました。もちろん、何もかもが元通りというわけにはいきませんが、被災地の方々の明るい姿にこちらが励まされることも少なくありません。

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「やまだのおみごと(アカモクの佃煮)で農林水産省食糧産業局長賞を受賞した三陸味処三五十様と」

----いま被災地では、どのような支援が望まれていますか?

とにかく、東日本大震災の事実を記憶にとどめ、現地に足を運ぶことだと思います。被災地の事業者の方々も仰っていたのですが、震災直後には多くのボランティアの方が被災地を訪れ、メディアも報道し、いわゆる「震災需要」がありました。しかし、もうすぐ震災から2年を迎えようとしている中で、その需要は陰りを見せています。着実に復興へと進んでいる方がいる中で「復興が遅れている」という一言で片づけてしまうのは正確ではありませんが、どんなに月日が経っても三陸から被災の記憶が消えるわけではありません。三陸のことを思う、そして足を運ぶ。これが、今一番望まれている支援だと思います。

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「やみつきさんまが名物の菊鶴商店様」

----今回マルシェに出店して伝えたいことを教えてください。

事業者の方々の前向きな姿をお伝えできれば、と思っています。もちろん、事業者によって置かれている状況が違うので一括りに語ることはできませんが、販路の開拓や地域への貢献など、インタビューを通じてそれぞれに前向きな目標を伺っています。マルシェを訪れてくださる方々に、三陸のおいしさと元気をお届けし、被災地に今一度目を向ける機会を提供できればと考えています。

おいしい三陸応援団

被災した事業所が復興に向け取り組む姿を「復活ストーリー」として広く情報発信することで、消費者と事業者とのあいだにつながりと交流を生み出し、商品のブランド力を高めようと取り組んでいる。現在も、東京大学大学院新領域創成科学研究科の学生たちが2~3か月に1度のペースで現地に足を運び、情報発信をし続けている。